仙台一高の様子
SS特別講座「演劇ワークショップ」を開催しました。
令和5年12月25日(月)~27日(水)の午後、SS特別講座「演劇ワークショップ」を開催しました。演劇の手法による活動を通して、「科学技術イノベーション・リーダー」に必要なコミュニケーション能力を向上させることを目的に行われたワークショップです。講師は演劇ワークショップファシリテータの大河原準介さん(本校高52回生)です。「伝えること・伝わることを考える」をテーマに25名程度の生徒達が毎回90分、様々な活動に意欲的に取り組みました。
【生徒の感想】
○十数分という短時間でも、相手に伝える劇を作ることができたのが驚きだった。伝える手法に制限があったとしても、伝えることができるのは面白かった。自分の提案したストーリーが認めてもらえたのは自信に繋がった。また、他の人の演技からストーリーを提案したり、新たな展開を発見したり、とても新鮮な体験ができた。
○ワークショップが始まる前は、人と積極的に話したり、自分の意見を人に伝えたりするのが苦手で、こわかったのですが、徐々に恥ずかしさや緊張が消えました。90分という短い時間で、「普通」も個性の1つであること、自分の感覚全てが正解であることなど、はっと気付かされることがたくさんありました。「ありのままで良い」と肯定され続けているように感じた幸せな時間でした。
○言葉を発していなくても、実際にその人を見ていなくても、伝えられる側が感じ取ろうと努力することで伝わることがあるということを、ゲームを通して学べた。また、伝える側も伝え方を工夫すれば、難しいことも表現できることも実感できた。
○「伝える」ことは簡単だけど、「相手に伝わる」ことはまた別で、難しいなと思いました。同じ班の人と意見を共有することで、新たな視点を見つけ、視野を広げることができました。「即興」というのが難しかったけれど、臨機応変に対応していくことが大切だと改めて感じました。
第96回選抜高等学校野球大会21世紀枠東北地区候補校表彰伝達式が行われました。
12月22日(金)に本校体育館で、本校硬式野球部が第96回選抜高等学校野球大会21世紀枠東北地区候補校に選ばれたことを受け、表彰伝達式が行われました。
全校生徒が見守る中、東北地区高野連の皆様および毎日新聞社仙台支局長ご臨席の下、宮城県高野連の春日川孝会長より表彰盾を授与されました。
終講式が行われました。
12月22日(金)に本校体育館で終講式が行われました。
運動面および学芸面で活躍した生徒への賞状伝達式が行われた後、樽野校長から、相手の立場に立って推し量って動くことすなわち「想像」、さらにクリエーションとしての「創造」もできる人物であることが必要であり、これらふたつの「ソウゾウ」が、世界を変える、クリエイトする力になるのだというお話がありました。
新年の授業は、1月5日(金)の実力考査・共通テストトレーニングから始まります。体調に留意し、充実した冬休みをお過ごしください。
2年生15名が「令和5年度みやぎのこども未来博~学びの術~」に参加しました。
2学年の生徒15名(4グループ)が、12月16日(土)、宮城県教育委員会主催の「令和5年度みやぎのこども未来博~学びの術~」に参加し、1年間かけて行ってきた課題研究の口頭発表やポスター発表を行いました。発表では、学校の発表では得られないような助言を得ることができ、さらに、他校生の発表から多いに刺激を受けました。また、他校生と協力して新聞紙1枚でタワーを製作する協働ワークショップにも参加し、他校生と交流を深めることができました。
「色と記憶の関係」と題したポスター発表をしたグループは発表を聞いた参加者の投票による「参加者投票賞」を受賞しました。その他の発表題は、以下のとおりです。
「化学カイロに革命を起こす」
「RGB値と視認性の関係―グレースケースを用いた新たな指標の作成―」
「身の回りの音響について」
【参加した生徒の感想】
「協働ワークショップでは、白石高校の生徒の方と協力して、新聞紙1枚でいかに高いタワーを作れるかに挑みました。全員で意見を共有して自分達の最善の作を作り上げることができました。」
「他校生のポスター発表を聞いて、聞き手に問い掛けながら発表していると、とても引きつけられたので、自分達の発表でも生かしていきたいと思った。」
「校外で様々な人に向けて自分達が今まで取り組んできた研究を発表し、最初は自信がなかったが、相手へ研究内容を伝え、質疑応答を繰り返すことを通して、堂々と発表ができるようになった。他校の人と多様な交流の機会があり、楽しみつつ、成長することができた。」
「他校生や保護者の方々から鋭い指摘をいただき、自分達の研究の幅が広がるよい経験になった。他校生の発表でも、自分では気付かないような「なぜ?」を深めて調べている発表があり、刺激的だった。」
国立嘉義高級中学(台湾)との課題研究発表会(オンライン)が開催されました。
12月4日(月)、台湾の国立嘉義高級中学の生徒35名と本校2年生のSS国際交流選択者14名がオンライン上で、課題研究の発表を行いました。2つのブレイクアウトルームに分かれ、スライドを使いながら、嘉義高級中学は6題の研究を、本校は5題の研究を発表しました。嘉義高級中学の生徒は「水」をテーマに様々な角度から研究していました。
【本校生徒の感想】
「台湾の生徒の発表は、理系の内容で少し難しかったですが、実用的で役に立つものが多く、面白かったです。水を無駄にしないという実験、研究がとても興味深かったです。」
「私たちの発表では暗記に使う『赤シート』を例に出して説明した。台湾では、マーカーを使う人はいるが、赤シートを使う人は少ないらしく、用途を説明するのが難しかった。このような国際的交流における発表では、自国の文化を当たり前とは思わずに、相手の文化に寄り添う必要があるのだと分かった。また、学校の英語の授業で習った表現は実際に伝わることが実感できた。」