学校紹介 INTRODUCTION 
学校長の挨拶

 本校は,明治25年(1892年)4月1日に宮城県尋常中学校の名を以て宮城県内初の尋常中学校として設立され,以来120年を超える歴史を刻んできました。その間,宮城を代表する学校として,3万7千人を超える多くの人材を世に送り出しています。

 本校で学ぶ現在の生徒たちも,自己の可能性を追求しながら豊かな人間性を磨いていこうとする生徒たちです。自らの手で作り上げていく特別活動(ホームルーム活動・生徒会活動・学校行事),部活動などを通して,自主性,自立性が自然に育まれていきます。
 今春も320名の76回生を迎えました。今年度,本校で学ぶ74・75・76回生が,これまでの本校の歴史を踏まえつつ,ここ元茶畑の地で学習活動,特別活動,部活動などに充実した学校生活を送り,ともに切磋琢磨しつつ成長していくことを期待しています。

 本校は,スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定(平成24年度から,文部科学省)を受け,『科学技術知識を基盤とした「知の創出」を実行できる科学技術イノベーション・リーダーの育成』をテーマに理数教育に関する教育課程等の研究開発を行っています。本校では,自然科学の道に進もうとする生徒にとどまらず,人文科学・社会科学分野に進もうとする生徒,本校で学ぶ生徒全員を対象にSSHの事業を展開しています。

 本校では,校訓『自重献身』標語『自発能動』のもとで教育活動を行い,社会に対する健全な批判力を持つ,自主自立の精神に充ちた心身ともに健康な国家及び社会の有為な形成者の育成に努めています。また,長い歴史のある学校であり,その歴史や伝統を踏まえた教育活動を行うことはもちろんですが,一方で,学校を取り巻く環境の変化を踏まえ,「伝統」という言葉に安住することなく,生徒とともに「変わらないために,変わり続ける」という姿勢で教育活動の充実を図っています。
 自主自立の精神に充ち,社会貢献できるリーダー的資質の育成していくこと,過去を相対的に見つめ,今の時代を考え,将来の方向を見据えることができる次世代を担う人材を育成していくことが,本校の務めと考えています。

 これからも県民の皆様,同窓生の皆様の変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。

                                                  

令和3年4月
校長 岡 達三

校歌・校章

校歌・校章

校訓『自重献身』

校訓 『自重献身』 日露戦争前後、全国的に生徒の気風が乱れ、頽廃的傾向を生み出しつつありました。このような風潮 を刷新するために、明治39年6月6日の開校記念日に、「自重献身」の校訓が制定されました。この「献身自重」のモットーは、当時の川田校長の発案で、種々討論の結果作成されました。
 川田校長先生いわく、『「献身」とは自己否定を意味し、これこそが善の最大なるもので、これなしでは人格の完成は 不可能である、また「自重」とは「献身」と矛盾するものではなく、良心の命令に従って私利私欲を滅し、人格を完成することがもっとも自己を尊重するもので、これこそが本来の自重というもので ある。自己否定の献身の精神は、人格完成の唯一の途であり、自己を最も尊重することになる。』 ということになります。

標語 『自発能動』

標語 『自発能動』 昭和初期、社会の行き詰まりの中、満州事変が勃発し、日本は軍国主義に傾倒して行きました。 政府は非常時を強調し、国民精神作興の運動が盛んに行われました。
 反面人々にはやり切れない 思いの中、頽廃的な傾向が見られました。しかし本校では、当時の小平校長が、創立40周年の 昭和7年、「自発能動」を発表され、あくまで生徒の自主性を尊重し、これを涵養することを念願し、単に権力に追随することはありませんでした。小平校長先生の教育方針が、この「自発能動」のもと、 常に教育の独自性、教権の確立を信条とし、確固不動のものであったからこそ、時代の激動の中にあっても生徒は、ひたすら本分に励むことができました。