仙台一高の様子
台湾の国立南投高級中学と台北市立大同高級中学との交流の様子をお伝えします。
令和6年1月24日(水)、25日(木)に台湾の国立南投高級中学と台北市立大同高級中学の訪問がありました。それぞれから生徒4名と教員1名の訪問でした。両校とも本校の2年生が12月に、SSH台湾海外研修で訪問した高校です。今回、(一財)東北多文化アカデミー主催の「さくらサイエンス招聘プログラム」の活動の一部として来校しました。
24日(水)の放課後に来校し、歓迎会を行いました。学校長・生徒代表挨拶、台湾の生徒の自己紹介の後、応援団の協力のもと、応援歌を披露するとともに両校にエールを送りました。その後、台湾・日本両国に関するクイズにグループ対抗で答えたり、グループごとに自己紹介をしたりと、親交を深めました。
25日(木)は、両校の高校生は一高生のバディのクラスで一緒に1校時の授業を体験しました。次に、物理実験室で、「仙台一高科学の甲子園」に参加し、グループでペーパータワーを作る競技に挑みました。1位のグループはA4の用紙20枚とはさみだけで、213cmのタワーを完成させました。その後、防災に関する討論会を行い、グループごとに話し合った内容を発表しました。
両校の高校生は一高生宅に2日間ホームステイをし、日本の学校生活だけでなく家庭生活や電車通学なども体験し、充実した2日間を送ることができたようです。一高生も一部生徒が「仙台3.11メモリアル交流館」や東北大学電気通信研究所での研修に一緒に参加し、普段経験できない大学での英語による講義や実験に参加して、学ぶことの多い交流となりました。
【一高生の感想】
○今回、ホームステイの受け入れをして、始まる前はバディとしっかり会話できるか不安だったが、3日間でバディとたくさんコミュニケーションを取ることができ嬉しかった。話をした以外にも一緒にご飯を食べたり、お弁当を詰めたりなど、とても楽しい時間を家で過ごすことができた。
○今回のプログラムに参加して、英語ができれば世界が広がり、より多くの人と関わることができると実感した。英語を勉強することは、自分の人生をより楽しくすることができると思う。
○討論会や科学の甲子園では積極的に意見を出し、グループの方向性を明確にしようと心掛けた。また、自由時間でも互いの学校のことについて情報を交換した。東北大学での講義では、感覚と知覚という一見同じに思えてしまうことにも大きな差があるということが印象的だった。